下記工程を適切に実施することで、完全無水であるEVANS(エバンス)ウォーターレスクーラントの性能を100%発揮できます。
(車種、お車の状態によって一部工程や作業時間が変わります)
1.作業前のチェック
作業チェックシートを使用して、作業前の確認を行います。
併せて、お車の状態もチェックします。
2.クーラントの排出(+水洗)
ラジエータードレンプラグ、ラジエーターキャップを開き、古いクーラントを排出させます。
エンジンドレンプラグが付いている車両の場合はプラグを開けます。付いていない車両はラジエーターロアホースを取り外します。
(可能ならヒーターコアのホースも外します)
※お車の状態によって、冷却系統内を水で洗浄します。
3.エアブロー
自然排出の後、エアブローを行い、可能な限り冷却系統内の古いクーラントを抜き取ります。
4.フラッシング
古いクーラントの排出が完了したらドレンコックを完全に閉め、抜き取ったクーラント量と同量のプレップフルイドを注入し、ラジエーター内部の洗浄を行います。
エンジンを始動させて水温を上昇させ、水温計の針が通常位置まで上がったら、更に30分間ほど内部の液を循環させてフラッシングします。
(サーモスタットが開いて液が冷却系統全体に循環します)
(フラッシングにかかる時間は、気温や車種によって異なります)
5.プレップフルイドの排出
フラッシングが完了したらエンジンを止め、液温が下がった後、ドレンプラグとホース類を外してプレップフルイドを排出します。
古いクーラントの排出の時と同じく、エアブローを行って可能な限り、プレップフルイドを排出します。
6.EVANSウォーターレス
クーラントの注入
プレップフルイドの排出が完了したら、ドレンプラグをホース類を完全に閉め、EVANSウォーターレスクーラントを注入します。
適量を注入したらエンジンを始動させ、アイドリング運転を行いながら冷却系統内のエア抜きを行います。
液温が上昇した後、ヒーター温度を高くし、サブタンクの液量レベルを確認し、
液量が規定量に達して居ない場合は、必要量を追加注入します。
規定量を正しく注入できたら、エンジンを止め、注入作業完了です。
7.警告シール貼り付け
注入作業が完了したら、警告シールを貼り付けます。
・乗用車:ラジエーターキャップに貼り付けます
・トラック:サブタンクに貼り付けます
8.水分量計測
水温計の針が下がったら、屈折計を使用して、水分含有量が3%以下になっていることを確認します。
水分含有量が3%以下となっていれば作業完了です。
もし、水分含有量が3%を超えている場合、3%以下になるまで、洗浄と注入を繰り返します。
9.作業後のチェック、データシートの記入
作業チェックシートを使用して、作業後の確認を行います。
全作業が完了したら、今回の作業内容をデータシートに記入します。
これで、交換作業が完了となります。
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EVANSウォーターレスクーラント